冬の養生

本日は2019年の冬が始まる日。

2019年は、11/8が立冬です。冬の始まりと言われて、ああなるほどと思うような気候になりつつあります。長かった夏の後、大きな台風や、雨の日が過ぎ去るたびにどんどん寒くなってきています。

来たる冬の養生について書きます。

冬の食養生

「腎」に効果があらわれるといわれる、冬にかけて出回る食材をリストアップしてみます。なにごとも過ぎたるは及ばずがごとし、旬の食材を適度に楽しんで食べましょう。

[平]黒豆、冬キャベツ、カリフラワー、かぶ、さつまいも、やまいも、ぎんなん、たら、ほたて、かき

暑がり、高血圧な人にむいている
[寒]キウイフルーツ、かに、くらげ、わかめ
[涼]鴨肉

寒がり、冷え症の人にむいている
[温]黒米、ニラ、くるみ、さば、えび、いか

通年出回る体を温める性質がつよい食べ物
[熱]シナモン、花椒、羊肉

冬に気になりがちな症状

風邪
風邪をひきそうだな、と予感はどういうときに感じるでしょうか。
「微熱がありそう」、「肩や背中が張りが強いなー」などではないですか?
熱が出る前なら葛根湯を飲んで、肩の上・背中(左右の肩先を結ぶ線の真ん中あたり)にタオルをあてて、ドライヤーの熱風をあててあげると肩の張りが楽になります。
風邪のひき始めに鍼灸治療を受けて巡りがよくなることで、そのまま回復に向かう人もいれば、風邪の勢いが停滞せずにそのまま風邪に進んでしまう方もいると思います。その場合でも、ぐずぐずと長引かずにすっきりと治ります。

服装

足をしっかりと温めることで、寒さの感じ方がかなり違います。
若くて冷え性、とおっしゃる方をみることがありますが、靴が夏用のスニーカーだったり、まかり間違えば素足だったりする方もいます。
こういう場合、お灸をするよりも先に自分で手当てをした方がだんぜん暖かくなります。
冷え性が気になっていない若い方には言いませんが、気になっている方には伝えさせていただいています。

おすすめの足温めは、足首をカバーするショートブーツタイプの靴、ウールの靴下です。
足首はひざ下と足先を繋ぐ、重要なツボがたくさんある部分です。ショートブーツはそこをおおい隠します。足首を保護してあげてちゃんと足先まで気血を届けてあげましょう。

運動

冬は収穫した種を蔵に保管して春の種まきを待つ季節です。
体力を発散するよりは、温存するのが合う季節。
汗をあまりかきすぎない程度に体を動かすのがよいでしょう。

雑談・冬のよろこび

わたしは北海道育ちで、東京の夏の蒸し暑さにはめっぽう弱く、冬の方がまだマシに感じます。あくまでもマシに感じる程度です。北海道出身というと、寒さに強いだろう、などと言われますが、冷えるものは冷える。

北海道では、冬には断熱材がしっかり入った住宅でみんなで鍋をして、アイスクリームを食べたり、二重サッシの間で冷やした缶ビールを飲んでいた日々が懐かしく思えます。冬のお楽しみでもありました。

また、北海道には冬靴という概念がしっかりあり、滑らない靴底の靴を履いたり、つるっとした底の靴に滑らない靴底を貼っていたりしました。もちろん、底だけではなく足を包む部分も温かい素材でできています。

東京での冬のよろこびは、大雪が降った朝に、近所の神社などに行くことです。
大抵どこでも人はまばら、もしくは誰もいなく、ひっそりとした空気に身が引き締まります。
特に浅草寺に行った時には、いつも賑やかな場所がしーんとしていて、いろんなものを雪が覆い隠してきれいな風景にみとれました。