鍼灸受けるってどんな感じ?

初めて鍼灸を受けに来られた方がよくおっしゃるのが、どんなことをされるのかわからなくて不安だった、ということです。
そもそも鍼灸そのものを体験したことがある方自体が多くないことに加え、施術者によって様々なやり方で千差万別です。
そこで、初めてお越しくださる方のご参考に、こんな感じでやっています、というご紹介をさせていただきます。
全身鍼灸・おまかせコースではこのようなことをしています
内容
- 問診・脈診・触診などにより、その方の状態を把握します
- 鍼を打ちます
- 症状によって、お灸、運動鍼、刺さない鍼、筋膜調整、頭蓋調整などを行います
- 施術後に必要に応じて、自宅灸の指導、鍼シール貼り付け、セルフケアの提案を行います
内容詳細
問診
問診票は、東洋医学的な質問が盛りだくさんとなっており、記入いただくのに少し時間がかかります。
ご記入いただいた内容を基に、現在の状態の確認などをしていきます。
気になることがあればなんでもお伝えください。些細と思われることでも、その内容がカギになる可能性があります。
脈診

脈には、その方のその時の状態が反映されています。
例えば、よく眠れていないかな、とか、痛みが強い状態だな、とか、どこそこの機能が元気がないな、などなどです。
問診と合わせて、治療するための材料にします。
鍼

滅菌された使い捨ての鍼を使用します。髪の毛ほどの細さで、採血に使う注射針の1/4ほどのものです。
これを、その方の症状にあったツボや筋肉などに丁寧に打ちます。
お灸(透熱灸)

ツボの上に軟膏を塗り、その上にお米の粒より小さくひねったお灸を乗せて、お線香で火をつけて燃やします。
ふわっと温かかったり、チクっと感じたり、その方の症状にあった熱さのお灸を行います。
お灸(台座灸)

市販されているせんねん灸のようなお灸です。
熱さは強くないものを使用します。
鍉鍼(ていしん=刺さない鍼)

刺さない鍼=鍉鍼(ていしん)を使用して、筋肉をほぐしたり、さすって流したりします。
その方の感受性に合った、気持ちがよい強さで行います。
筋膜調整

筋肉の表面にはそれを包むように膜が存在し、複数の筋肉が機能的なつながりを持ちます。
このつながりが東洋医学的な経絡(経筋)の考え方と重なる部分が多くあり、遠くのツボを利用して硬さや痛みのある箇所の調整を行います。
ツボの点付け

日々のセルフケアに、台座灸や鍼シール(突起がついたシール)が適している方・ご自宅でお灸をされたい方には、その方に合ったツボに印を付けて差し上げます。
また、お家で使用する台座灸や鍼シールはお得にお分けしています。