舌だって筋肉だ【舌を動かす運動】

あまり普段気に留めないかもしれませんが、舌は筋肉です。また、舌を動かすために細かいたくさんの筋肉が動員されています。

身体の他の筋肉同様、舌の筋肉も加齢によって衰えてきます。

自主的に舌を動かす運動の仕方を記します。

舌回し運動のやり方

1. 背筋を伸ばし、頭のてっぺんから吊られているようなイメージで、姿勢を整えます。

2. 歯茎の外側をできるかぎり大きく舌でなぞりながら回します。

3. 歯茎の左上→上中央→右上→右下→下中央→左下→左上…、とゆっくり一周です。これを片側20周し、反対回りも20周。

ポイントは、頭、顔、あごの位置や、表情を動かさないよう気をつけながら、舌だけをゆっくり大きく動かすことです。

やり始めはかなり痛いと思います。無理しすぎないようにしながらも、少し疲れる位が効果的です。

ベロ出し運動のやり方

1. 背筋を伸ばし、頭のてっぺんから吊られているようなイメージで、姿勢を整えます。

2. 息を吐きながら舌を尖らせて正面に突き出します。ゆっくり息を吐き終わったら舌を戻して、繰り返します。

舌を前に出す
舌を前に出す

見込まれる効果

舌からのどにかけての筋肉を動かすことで見込まれる効果は、例えば以下のようなものがあります。

  • 唾液腺が刺激されることにより、口内が潤う
  • リンパの流れが良くなり、あご回りのむくみが軽減
  • いびきの軽減

taakko

北海道出身、アラフィフ鍼灸師。会社員生活を経て、40代で鍼灸師に転身しました。東京都千代田区の九段下、吉祥寺、練馬区などにて活動しています。 経絡治療という心身にやさしい日本鍼灸をベースに、14歳から92歳まで幅広い方を、食べる、眠る、動くことをスムースにできるようサポートをさせていただいてます。 ホランド理論の職業興味検査では現実的タイプ・研究的タイプ。好きなツボは三陰交、好きなヨガポーズはしかばねのポーズです!