2022年、立冬です。冬の養生

 本日は2022年の冬が始まる日。

 2022年は、11/7が立冬です。朝夕の冷え込みがしみる季節になってきました。少し高台からの景色はクリアに見えて、冬が来ていることが感じられます。本日は立冬です。

 来たる冬の養生について書きます。

冬の食養生

「腎」に効果があらわれるといわれる、冬にかけて出回る食材をリストアップしてみます。なにごとも過ぎたるは及ばずがごとし、旬の食材を適度に楽しんで食べましょう。

[平]黒豆、冬キャベツ、カリフラワー、かぶ、さつまいも、やまいも、ぎんなん、たら、ほたて、かき

暑がり、高血圧な人にむいている
[寒]キウイフルーツ、かに、くらげ、わかめ
[涼]鴨肉

寒がり、冷え症の人にむいている
[温]黒米、ニラ、くるみ、さば、えび、いか

通年出回る体を温める性質がつよい食べ物
[熱]シナモン、花椒、羊肉

冬に気になりがちな症状

風邪
 風邪をひきそうだな、という時に最初に感じるのは「微熱がありそう」「肩や背中が張りが強いなー」などであることが多いです。
 熱が出る前なら葛根湯を飲んで、肩の上・背中(左右の肩先を結ぶ線の真ん中あたり)にタオルをあてて、ドライヤーの熱風をあててあげると肩の張りが楽になります。

 風邪のひき始めに鍼灸治療を受けるとそのまますぐにすっきりする人もいれば、熱が出る方もいます。熱が出る場合には、巡りが良くなったことでぐずぐずと長引かずにすっきりと治ります。

服装

 子どもは陽が盛んですが、年を経るに従いそれまで素足でも大丈夫だった気温でも寒く感じるようになってきます。

 冷え性と感じるようでしたら、足をしっかりと温めることで、寒さの感じ方がかなり違います。

 足首はひざ下と足を繋ぐ部分で、重要なツボがたくさんあります。

 冬仕様の靴を履く、冷えが強いようなら足首まで隠れるショートブーツを選ぶ。靴下はウールなど冬仕様の素材のものを履く。足首を保護し足先まで気血を届けましょう。

 足冷えには自宅灸がおすすめです。自宅灸のやり方は以下を参照してください。

ツボは、太渓、失眠、湧泉、三陰交などがおすすめです。

運動

 冬は収穫した種を蔵に保管して春の種まきを待つ季節です。体力を発散するよりは、温存するのが合う季節。

 汗をあまりかきすぎない程度に体を動かすのがよいでしょう。

taakko

北海道出身、アラフィフ鍼灸師。会社員生活を経て、40代で鍼灸師に転身しました。東京都千代田区の九段下、吉祥寺、練馬区などにて活動しています。 経絡治療という心身にやさしい日本鍼灸をベースに、14歳から92歳まで幅広い方を、食べる、眠る、動くことをスムースにできるようサポートをさせていただいてます。 ホランド理論の職業興味検査では現実的タイプ・研究的タイプ。好きなツボは三陰交、好きなヨガポーズはしかばねのポーズです!