鍼は神経を傷つけませんか?

この質問は、ご本人が気にされている場合はもちろん、ご家族が気にされていて説明を求められることがあります。

鍼灸に関する論文で、末梢神経麻痺と鍼の安全性に関わるものがあります。

京都府下医事紛争事例での抹消神経損傷と鍼の安全性について ー 明治鍼灸医学 第31号:1-6(2002)
http://www.meiji-u.ac.jp/research/files/shinkyuigaku31_1.pdf

これによると過去28年間の京都府下医事紛争事例のうちで、末梢神経損傷は53例、うち鍼治療に関するものは4件のみ、その原因は「折鍼」と「埋没鍼」だったそうです(ちなみに最多状況は注射時の28例だそうです)。

「折鍼」とは、施術中に鍼が折れることです。こちらの施術で使用する鍼は柔軟性と強度がある使い捨てステンレス鍼を使用し、電気をかけるようなこともないため折鍼の可能性はほぼないと考えていただいてよいです。

また「埋没鍼」とは、故意に鍼を切り皮膚の下に置き去りにする手法です。こちらではこの手法は行いません。

また、上記の論文の中でも紹介されている「鍼灸の安全性に関する和論文ー神経障害に関する報告」でも、鍼に関係する神経障害での原因は「折鍼」「埋没鍼」「鍼の過剰刺激?」が挙げられています。

こちらでは身体にやさしく必要以上の刺激はしない治療を行いますため、「鍼の過剰刺激」についてもご心配はございません。

ということで、神経損傷の可能性は限りなく低いのでご安心して治療をお受けください。