二階堂の汁なし担々麺と、花椒に関するメモ

飯田橋(ほぼ九段下)の裏路地にある二階堂というラーメン屋さん。
中華そば 二階堂 https://twitter.com/nikaido_kudan
いろんなラーメンが食べられて、その全てがていねいにおいしいです。
汁なし担々麺、おいしかった
季節もののラーメンが食券販売機の一番上の段にあって、行った時には担々麺のバリエーションが、汁あり・汁なし・冷やし、と揃っていました。
写真は汁なし担々麺です。
麺が太めでちゅるっ・もちっとしていて、花椒がしっかりきいた肉味噌、ピーナッツ、上にかかっている緑は豆苗のようです。
麺の下にごまペーストがたっぷりあり、箸で麺を掴む場所周辺にあるものをからめながら食べると、濃淡があって飽きずに美味しい。
そして私が気に入ったのは、塩味が良い加減だったこと。
花椒について調べてみた
花椒が入っている担々麺や麻婆豆腐をお店で食べた時に塩味を強く感じて、もう少ししょっぱくなくてもいいのにな…と思うことがあったのです。
調べてみると、塩味が強く感じるというのは、花椒の作用だということがわかりました。
麻婆豆腐 ー[四川料理巴蜀]のかくし味 http://hashoku.9syoku.com/blog/882.html
この花椒は、薬膳・漢方では、内臓の働きを活発にして胃を健康にしたり、腸を温め下痢を止めるといわれている、消化の調子を助ける食材です。
美味しいしびれ!健胃薬にも使われる花椒(ホアジャオ)の効能とは ー 養命酒 https://www.yomeishu.co.jp/health/3793/
私もお腹が痛い時に山椒を含む漢方薬・大建中湯でお世話になっています。
温かいお湯に溶かして飲むと、甘くて生姜風味で少しピリッとした感じでおいしいです(←漢方薬は合う合わないがありますので、全ての人に合うわけではないです。漢方医にご相談を)。
どんどんラーメンから話題がはずれていますが、日本で大建中湯に使われている山椒は花椒ではないそうです。
てっきり花椒だとばかり思っていたのですが、中国では花椒(蜀椒)が使われ、日本では日本原産の山椒が使われているとのこと。
大建中湯の腸管運動に対する効果 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjcs/37/4/37_719/_pdf
麻婆豆腐・担々麺の麻(まー=痺れ)と、大建中湯の原料の山椒は異なるものだということを知りました。へえ。