睡眠はとっているのにスッキリしない【熟眠障害】

途中で目覚めたりせず睡眠時間もとれているはずなのに、目覚めが良くない、起きた時にスッキリしないなど、熟睡感がない状態です。
日中眠くなる、疲労感が抜けないなど、日常生活への支障がでます。
しっかり眠れた感じがしない、熟眠障害の原因
入眠障害、中途覚醒・早朝覚醒、熟眠障害と見てきましたが、基本的に考えられる原因は不眠症に同じです。ご参照下さい。
東洋医学的には、熟眠障害はこう考えます
不眠そのものは、精神活動をつかさどる「心」の不調が関係すると考えられています。
ストレスで眠りが浅くなる
ストレスによる中途覚醒は、感情の動きを調節する「肝」の不調が、精神活動をつかさどる「心」という部分へ影響して起こると考えます。
「心」は熱を嫌う性質を持ちます。
「肝」の気の流れがずっと同じところで滞っているうちに熱を発生し、それが「肝」のご近所にいる「心」にも伝わって熱せられることにより不調となり、眠りが浅くなります。
暴飲暴食が消化能力に影響して、眠りが浅くなる
甘いものや脂っこいものを食べすぎや暴飲暴食をすると、消化をつかさどる「脾」「胃」が弱り飲食物が停滞して熱が生じ、本来熱を嫌がる「心」が熱せられて不調となり、眠りが浅くなります。
暴飲暴食をしてしまうベースには、ストレスの影響がある人もいるかと思います。