冷え性の治療

だんだんと寒い季節になってきました。本格的な冬ももう目の前に迫ってきています。

冷え性の方にはつらい季節です。

さて、冷え性とは、単に寒がりの人、ということではないようです。定義を調べてみたら様々な文書の中で共通しているのは、手足の冷えの自覚、でした。ものによっては腰より下、と書いてあるものもあります。

冷え性の方の症状は、冷えることにより手足の痛み・しびれ、肩こり、しもやけになったりします。便秘、頻尿、不眠など自律神経に関係する症状も出ることがあります。

末梢の血流の低下により全身への影響もでてきます。全身がだるい、横になりたい、考えがまとまらない、ちょっとしたことが思い出せない、めまいがするなど。生活の質が落ちるところまでいってしまいます。

20〜50代の女性の7割近くが感じているという論文もあり、とても身近な未病の一つです。

冷え性は、鍼灸でもちろん対応可能です。

東洋医学的に冷えの原因は一つではありません。血の滞りによるもの(瘀血)、浮腫みなど水の代謝がうまくいってないもの、気血の不足などなど、その方その方によって異なります。

患者さんの症状がどのタイプに当たるかを見極め、治療するツボを決定します。加えて筋肉の硬さなども確認し、早く効果が出るようポイントを探していきます。

また、自宅でのお灸もセルフケアとしてお勧めしています。その方に適したツボに点をつけて差しあげますので、おうちでリラックスのひとときにお灸をプラスしてください。

治療例

40代女性、末端の冷えが気になる。

脈などの状態から気血が十分ではないことと、自律神経のスイッチングがうまくいっていないと判断し、それに対応したツボを選び鍼をし、足やお腹が温まるようなツボを選んでお灸をしました。

治療後にはじんわりとお腹や全身が温かくなるのを感じられています。

この方は定期的にメンテナンスに来られていまして、その時の状態に合ったツボにお灸の点を付けて差し上げ、おうちでお灸をしていただいています。

また、お食事の内容にタンパク質が少なめのようでしたので、もう少し増やすことを提案しています。